介護保険の認定調査について
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介護保険はこうやって決まる
介護保険の認定調査は、認定調査員によって行われ、共通の質問事項があります。
基本的には本人に確認することになりますが、実際の状態に合わせた介護保険サービスを利用できるように、不当に介護度が低くならないように注意が必要です。
・高齢者は元気であることをアピールしたい
認定調査員がやってくる日に限って高齢者が元気になってしまうことが多いです。
区分変更の時にはケアマネージャーが立ち会うこともあるのですが、いつもと違って、認定調査員の前では自分で全てのことができるような返答をしてしまう場合が多いです。
他人に弱いところを見せたくないという気持ちも理解できるのですが、現実にどれぐらいのサポートが必要なのかということを知るのが認定調査ですから、あまり現実から離れた答えをした場合は、認定調査員に訂正することもできるでしょう。
家族からの訂正部分を認定調査員がどのように処理するかは別として、実情とかけ離れた判断で要介護度が判定されてしまうと、介護する側としてはかなり苦しい状況になります。
・質問事項はインターネットで調べることができる
不正をしてはいけませんが、質問事項に関しては公になっているので、どのように答えるかについてある程度、話しておくと良いでしょう。
あくまでも現実をしてもらうための工夫として、認定調査をどのように乗り切るかということを考えなければなりません。
高齢者が他の人の前で弱いところを見せたくないという気持ちも理解できるのですが、実際には、要介護度3レベルの人が要介護度1と判定されてしまい、今まで利用できていたサービスが急に使えなくなるということも多々あります。
認定調査員のレベルを一定にすることも課題となっていますが、相手も人間なのでどのように判断するかはその人の個性によっても異なります。
介護度は下がるということもありますので、区分変更のための調査があるときには注意しましょう。
・立ち会ってくれるケアマネージャーがいると心強い
本当に家族の味方となってくれるケアマネージャーは調査が入る時には立ち会ってくれる場合が多いです。
ケアマネージャーとしてサービス利用限度額が低くなってしまうと家族がどれだけ苦労するかということを理解しているからです。
どのようなケアマネージャーにお願いするか悩んでいる時には、認定調査の際駆けつけてくれるかどうかという点も考慮に入れましょう。
介護しやすい状況や助けてくれる人を味方につけるのがポイントです。
そうしないと、在宅介護は本当に大変です。
要介護度別のサービス限度額
要介護度でサービスが利用できる限度額は決められていますので、ケアマネージャーに任せきりにするのではなく、ある程度把握しておきましょう。
・要支援1の場合 50,030円
・要支援2の場合 104,730円
・要介護1の場合 166,920円
・要介護2の場合 196,160円
・要介護3の場合 269,310円
・要介護4の場合 308,060円
・要介護5の場合 360,650円
以上の限度額が設定されていますので、この金額の中であれば1割負担のみでサービスを利用できます。
しかし、それぞれの状態に合わせて利用できるサービスも異なりますので、ケアマネージャーに相談するのが早いでしょう。
例えば電動ベッドをレンタルしたいと考えても、要介護度1の人にはよっぽどの理由がないとレンタルしてもらえない場合が多いです。
それぞれのサービスが、対象とした要介護度レベルを想定していますので、限度額の中だったとしても、自由に組み合わせられるわけではありません。
しかし、本人や介護者側の意見も聞いてもらえますので、とりあえずは自分が望むサービスについて話してみると良いでしょう。
基本的に介護保険サービスというのは本人主体の物ですから、勝手にケアマネージャーがケアプランを立てるということはありません。